ランボルギーニのワイナリーは、高級ワインの産地として有名なウンブリア州の中にあります。全敷地は、100ヘクタールほどあり、32ヘクタールのワイン畑、9ホールのゴルフ場や観光施設に分かれています。
彼は当初、伝統的なサンジェノベーゼやチリエジョーロブドウ以外にも様々な違う種類の赤ブドウや白ブドウも植えました。またその当時珍しい種類のメルロやカベルネソーヴィニヨンも植えました。
90年代の半ば、娘のパトリッツアランボルギーニは、自社の経営を受け継ぎ、成功しました。しかも父の念願であった高品質ワインの製造にも力を入れました。その頃から、大部分のワイン畑をサンジョベーゼやメルロに植え替えました。現在のワイン畑は、新オーナーのプロジェクトとして、20ヘクタール以上敷地を拡張し、今まで栽培していたブドウ種から選抜された品種を接木しました。
ブドウ園の敷地すべて改良し、最善の策として白ワイン用にグレケット種を再導入しました。地域の特性を生かした最上級のワインを追求するために、貴重なワイン醸造で有名なリカルドコタレッラ氏と共に根本的な改革を目指した、高品質のワイン生産を行いました。
自動車製造業から引退した後、フェルッチオ・ランボルギーニは自身のルーツである農業に戻ることにし、「スーパーカーのようなワインを」という想いで一からワイン造りを始め、毎日愛情をこめてぶどう栽培をおこなったそうです。